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実際にあった問題と、その時の解決法をいくつがご紹介します。

ケースファイル (1) 家賃の滞納

丸1年滞納 Aさんの場合

マンションの家賃は¥120,000。
Aさんは出来高制の仕事をしていて、「分かっていますが、とにかく今は無いんです」とのこと。 しかし、更新の時になって1年滞納ですから、このままでは更新ができません。 Aさんは、「入ったらまとめて全額支払いますから」と言うばかり。

追い出したところで他に借りられる部屋もないでしょうし、頑張っていらっしゃるのは分かりました。だからと言ってただ信じて待つのは、管理会社として家主様に申し訳けが立ちません。
「『入ったら返す』ということで保証人であるお父様から、ご自分で借りてください」と言いました。「今ですら田舎に帰ってこいと言われているのに」とAさんは言われましたが、「お父様にお願いできないようなことを大家さんにお願いするのは筋違いでしょう。」
というお話をし、結局お父様が約160万を支払ってくれ、全ての滞納は回収できました。

半年滞納 Bさんの場合

Bさんは、講師の仕事をなさっていました。
何度も催促をしたのですが、結局半年余りの滞納になってしまい、こちらで出向いていきました。

お話を聞くと、Bさんはいくつも講師を掛け持ちしていて、バラバラにお給料が振り込まれるとのこと。
そこで、Bさんと一緒に「支払いの計画」を立てることにしました。
通常1ヶ月に1度の支払いのところ、20日に一回、つまり2ヶ月で3ヶ月分回収できるようにし、1年をかけて滞納分は全て回収されました。


ケースファイル (2) 部屋がずっと空いたまま

通常マンション等を建てる場合、我々は、完成後の入居者募集を見越して、完成時期から逆算して工事に入ります。人が一番動くのは1月〜3月。 アパートやマンションに『○○年3月築』の物件が多いのはこの為です。

しかし、ある地主さんは、プロの意見を取り入れず、賃貸専用のアパートを8月に完成。家賃もかなり高めに設定していました。地元の不動産会社に募集等を依頼していましたが、翌年3月に入っても23室中たった6室が埋まっただけ。 家賃の安い1階部分と、最上階のみでした。
そのアパートは、収納が無く、電圧も低く、駅までのアクセスもあまりよくありませんでした。その割りに家賃設定がとても高いのです。
まずそのことを指摘し、付近の相場を調べて報告。次に部屋の作りがよくないことも、正直にご説明しました。
それら全てを考え合わせて査定すると、当初の家賃よりも1万円以上下がってしまいますが、「それでもこのまま空きっ放しより入った方がいい」と家賃を下げることを提案しました。

大家さんは、最初かなり渋っていました。「2週間でできるなら、やってみなさい。」と言われ、だいぶ厳しい条件でしたが、2週間のうちに図面を作成し配布。管理人室を借りて現地に詰め、その場で契約手続を取れるようにしました。
そして見事、23室全室をクリアすることができました。


ケースファイル (3) 入居者のトラブル

事例1 入居者間のトラブル

問題
入居者のAさん宅には、当時3歳のお子さんがいて、よく三輪車など子供用のおもちゃの乗り物を共用部分の廊下に出しっぱなしにしていました。Aさんも、特に置き場所があるわけでもないし、問題はないだろうと放っておいたのです。

ある日、Aさんから連絡が入りました。玄関のドアに匿名の張り紙をされたというのです。内容は、廊下に三輪車などを置くな、というものでした。「小さな子供がいるのだから」とAさんは怒っており、誰が張り紙をしたのか究明してほしいとのことでした。

解決策
そこで、「全く失礼ですね」と調子を合わせてあげればAさんの怒りも収まるのかもしれませんが、それでは解決にはなりません。
若いお母さんでしたから、『母親の先輩』として、その時はAさんを諭す、という方法をとりました。
「お子さんが小さいからこそ、今がしつけの時。出したらしまうことをお子さんに教える機会ではないですか?駐輪場や玄関内に置くようにしてください。廊下はあくまでも共用部分なのですから、出しっぱなしにするのは他の方に迷惑です」と対応したところ、Aさんは「その通りですね」とすぐに納得してくださいました。

事例2 入居者と隣人のトラブル

問題
午前9時から午後9時まで楽器可のアパートでの話。それまで何年間も何の問題も無かったのですが、どうも新しく入ったBさんはかなり熱心にピアノの練習をされていたようで、ある日隣の個人商店の店主から「うるさいっ!」と怒鳴られたというのです。

ここは楽器可だから入ったのにどういう事だ、とBさんはかなりの剣幕。 契約破棄だ、損害賠償だとなんだか大きな話になりそうな、怪しい雲行きです。

 

解決策
今までも、他の入居者の方も弾いているのになぜ突然うるさいと怒鳴ったのか?まずはその店主に謝罪に出向き、話を聞いてみると、
「窓を開けて弾いている」「ちょうど昼寝の時間に弾く」というのが原因らしいのです。

そこで、本当にそんなにうるさいのか、外のあちこちに立って実際にBさんにピアノを弾いてもらうなど、いろいろとチェックをした上で、Bさんには窓を閉めて弾くこと、特定の時間を避けてもらうことをお願いしました。
そうして、全く問題はなくなりました。

事例3 入居者と家主のトラブル

問題
昔と違い、今の人達はプライバシーの問題についてとても敏感です。 せっかくの親切心が「大きなお世話」にとられてしまうのは大変悲しいことですが、仕方のないこと。 家主様は、どうぞ心に留めておいてください。

あるワンルームマンションの大家さんは、若い入居者の方々の親代わりのつもりで、普段からいろいろと気にかけてあげていました。荷物が届いても、本人不在の時には当然預かってあげます。
入居者のCさんは女性の1人暮し。 その日は外出しており、大家さんはいつものように届いた荷物を預かったのですが、これから外出するので、Cさん宅を合鍵で開け、玄関内にその荷物を置いておいてあげたのです。もちろん、全くの親切心です。
しかし、Cさんはびっくり。すぐに管理会社であるこちらに電話が入りました。大家さんが合鍵を持っていることに、すっかり恐怖心を持ってしまったようです。いつ入ってくるかと思うと恐くて住んでいられない、と言うのです。
それを大家さんに話すと、「冗談じゃない。 そんな人は出ていってもらおう!」とこちらも気を悪くしてしまいました。

解決策
親切でやったことはこちらも重々承知しています。でも、仕方のないことなのです。大家さんと言えど、「無断で入居者の部屋を開けるのはプライバシーの侵害です」と説明する他ありませんでした。
今は、郵便局でも運送屋さんでも不在表を残し、再配達もしてくれます。「勝手に開けるよりは、預からない方がよい」ことを話すと、大家さんは「そんな時代か」と嘆きながらも理解してくださいました。 Cさんにも充分に説明をし、もう二度とこんなことは無いとお約束をして、事無きを得ました。

その後
しばらく後、別の入居者のDさんに恋愛や仕事面で不幸が続いたらしく、すっかり、今で言う「引きこもり」状態になってしまわれました。大家さんは大変心配されたのですが、今度は勝手に入らず、こちらに連絡してくれました。
ドアを叩いたり、呼び鈴を何度も押し、「入りますよ!」と何度も声をかけるとやっとドアが少しだけ開きました。「閉じこもっていても気は晴れないでしょう。」と食事に連れ出し、Dさんはそれから少しずつ元気を取り戻していきました。
めでたし、めでたし。

 


 

 

 〜ごあいさつ〜

町の小さな不動産やさんにパートで入り、地域に密着した賃貸・管理に従事したのがこの世界の始まりです。その時から、約20年以上経た今でも一貫して一番の信条は、お客様に喜んで頂く事です。特に、長年お付き合いする大家さんの信頼は、一回の仕事で得られるものではありません。
・いい人を入居者に選んでくれた
・この間のトラブルの時の対応がとても良かった
・どんな事でも嫌な顔せず、気持ち良く仕事してくれる
等など、何度も喜んでいただいて、初めて入居者の確定、家賃の見直し、敷金の精算金、リフォーム工事の内容・業者選び…全てあなたにおまかせします、となるのです。

賃貸・管理で始まり、土地、戸建、マンション等の売買仲介、建売、リゾート用の土地売り、賃貸マンション建設・設計、資産運用、障害者・高齢者用住宅の働きかけ等、不動産関係はもとより、派生するさまざまな経験をして、2000年初夏、アシスト・ユーを設立いたしました。
今後も、お客様の「アシスタント」として、喜んでいただけるよう、より一層の努力をしてまいります。よろしくお願いいたします。

代表取締役社長  日原 啓子

 

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